あすなろ雑記✎
人の話を聞く、聞かない
2025-08-30
カテゴリ:その他、日常
個別学習ではありますが、授業中に小学校低学年、高学年、中学生と関係なく、出席者全員に対して一斉に話をすることがよくあります
話の内容は大きく分けると三つでしょうか。
1、事務的な話(日程や、配布物、提出物の説明など)
2、勉強についての話(取り組み方、心構え、コツなど)
3、たわいもない話(雑談、経験談、世間話など)
結論から申し上げると、どんな話でも話をよく聞く子は、勉強も順調な子が多いですし、反対に、話を聞かない子(興味のある話だけ聞く子)は、成績を上げるということに関してなかなか苦戦を強いられます。これは本当に痛感します。
話を聞かない子は
1、いくら教わっても頭に入っていない
2、勉強方法のアドバイスをされても、行動に移せない
3、やるべきことがわからない、把握できていない
4、メッセージ性の強い話も、心に響いていない
ここまでは当然なのですが、私が強く感じるのは
4、自分のしたいことをいつも優先する傾向にある
ということです。
どんな話の内容だろうと、話を聞くべき時に聞かない子は、基本的にしたいことをいつも優先して何か手が動いてます。顔もこちらに向けません。
例えば、授業の終わり際です。次回の話や宿題の話など大切な話しているにもかかわらず、授業の終わりを察すると早く帰りたい気持ちから「荷物を片づける」ことを優先して、話をしっかり聞こうとしない子がいます。だから、教室から出ていくのが毎回いつも早いんです

そして次回、忘れ物をしたり、宿題を忘れたりします・・。
たかだか数分の間話を集中して聞けない、我慢できないようで、家庭でスマホを我慢できるでしょうか、ゲームを我慢できるでしょうか、すべきことを優先できるでしょうか・・。学校での授業も、よほど話をよく聞かずもったいない時間を過ごしているのだろうと、想像に難くありませんだから私は話をする際、動いている手を止めさせ、こちらを向かせ、さらにわざと「興味のなさそうな雑談」もすることがあります
話の内容に興味があろうがなかろうが、今は話を聞くとき!聞くべき時は聞く!今やるべきことを優先する!その練習です。だって、勉強面でも生活面でも、「したいこと」をいつも優先して、「やるべきこと」を後回し、結局やらない」では本当にこの先困ることになりますから。
実は入塾面談の際、一番私が気にすること(見ていること)は、現在の学力でもなく、希望進路でもなく、私の話を私の方を向いて聞いているかどうかかもしれません
まずは、人の話をよく聞く習慣をつけて、そこから、今やるべきことを優先してやる習慣へつなげていってほしいと思います。
ただ、良い習慣を身に付けさせるには簡単な事ではありませんが、それよりも、「身についた良くない習慣を無くしていく」ことの方が時間と根気を要しますね
まあでも、根気比べなら得意ですのでまかせてください



